様々なデザインを提供しているまつげエクステブログ:2018/5/29


「今日はお客様がみえるからお茶出ししてね。できる?」
母親から突然言われたのは、小学三年の秋。

お客様とは、母親の兄の嫁。
オレとは血のつながりはないが、
もの静かで上品な伯母が、オレは大好きだった。
はりきって、お茶の入れ方出し方を教わった。

伯母が到着して座敷でごあいさつをすると、
おもむろに母親が目くばせをした。

よし!と台所で、オレは教わった通りに急須にお湯を入れ、
茶葉を蒸らしている間に、お盆に木の茶托をのせ、
あたためた湯のみをのせて、お茶を注いだ。

湯のみに八分目。
濃すぎず薄すぎず…自分としては完壁だった。

得意気にそっと、伯母の前に差し出したが
オレは緊張して、茶托の上で少し湯のみがカタカタ鳴った。

「まあ、嬉しいわ!ありがとう、いただくわね」

にっこりして伯母が湯のみを手にした瞬間、
あ!と自分の顔がサーッと冷たくなるのを感じた。

注意して入れたつもりだったのに、
茶托にお茶がこぼれてしまっていたのだ。

あろうことか、
湯のみといっしょに茶托が持ち上がるのを見た瞬間、
思わず目をつむったオレの頭の中に…

次にくるであろう光景がパパーッと、
早送りの走馬灯のように浮かび上がった。

…湯のみにくっついて持ち上った茶托は、
カチャーンと音をたてて落ちる。
困ったような伯母の顔。あわてる母親。
ふきんを手にする母親の姿まで思い浮かび、
オレはさらに強く目をつむった。
しかし…あれ?

オレが恐る恐る目をあけてみると、
なんと茶托は、伯母の左手の上にあった。

落ちる寸前、伯母はすばやく茶托を受けとめていたのだ。

そして、普通に静かに、お茶を一口飲み、
「まあ、おいしい」
と、言ったのだった。

オレは嬉しさと安堵と、
気はずかしさで何ともいえない心持ちだった。

――――――以上で今日の報告を終わります。



- 注目サイト -

京都 質屋
URL:http://www.kato-shouten78.co.jp/
京都 質屋についてのサイト




赤羽 賃貸ドットコム
URL:https://www.townhousing.co.jp/shop/akabane/
赤羽 賃貸




無料 占い 当たるの案内
URL:http://petite-petal.com/hits/
お勧めサイト、無料 占い 当たるの優良サイト




柏 賃貸へ
URL:https://www.townhousing.co.jp/shop/kashiwa/
柏 賃貸ナビ




川元誠一おすすめ
URL:http://blog.zaq.ne.jp/martyakunblog/article/1113/
川元誠一